◆◆ くいまーるプロジェクト 2005年-1 ◆◆
◆● くいまーる事業協同組合が設立されました ●◆
くいまーるプロジェクトは、平成13年度にNPO法人エコ・ビジョン沖縄が中心となって、養豚農家、資源化業者、プラントメー
カー、学識経験者、環境コ ンサルタントなどで立ち上げた異業種コンソーシアム(連携体)で進めてきましたが、2005年7月、正式に「くいまーる事業協同組合」として認可されまし
た。 これからも、「安定した生産、供給」を目標に、食品循環資源の受け皿となって、循環型社会の構築を目指していきたいと思います。
【くいまーる事業組合参加事業所】 有限会社北中有機肥料 有限会社沖縄環境経済研究所
合資会社沖縄浄管センター 合資会社オキスイ 沖縄リサイクル運動市民の会
くいまーる事業共同組合パンフレット P1 P2
●◆都市再生プロジェクト推進調査委託事業に採択されました ◆●
2005年度は、内閣府の都市再生本部が行う「平成17年度都市
再生プロジェクト推進調査委託事業」に採択されました。これは内閣府の都市再生本部が「全国の都市を対象に、市町村やNPOなど地域が『自ら考え自ら行動
する』都市の再生に関する取組を応援する」というもの。 今年は全国で156件、沖縄県内からは4件選出されました。私たちの調査内容は、『ゼロエミッション構想に基づく「生ゴミ循環と食・農観光」の調査及び
プログラム開発』です。
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食品残さの排出実態調査アンケート
観光立県である沖縄において、ホテルや観光施設から出る食品残さの資源化を検討するため、県内のホテルに
対してアンケート調査を実施しました(回答29箇
所)。 調査の内容は、食品残渣の排出量、リサイクルに対する意識、分別回収の
ための問題点や対策、処理コストなど。
食品残さの回収、処理方法
観光客ニーズ調査アンケート
「沖縄料理や食に関するツアーについてのアンケート」と題して、那覇市と糸満市内の飲食店6ヶ所で、県外からきた観光客100名に対してアンケートを実施
しました。 沖縄の食材に対するイメージや、体験型エコツーリズムに関する要望などを調査し、沖縄と言われて思い浮かぶ料理や食材としては、豚肉は2位でした。また、
県産食材に対する期待が大きいという結果も出ました。
沖縄と言われて思い浮かぶ料理や食材(複数回答)
食材や食の体験に関する意向
食・農観光プログラムの
開発
都市部から出る食品残さ資源を回収・飼料化し、周辺地域の畜産農家で活用する
「くいまーるプロジェクト」を、都市と農村との交流を計る参加・体験型の新しい観光資源として、都市部で生活する人や観光客に提供する可能性を検討しまし た。
2005年12月、恩納村にある有機農園・マキヨ屋嘉田にて「手作りウィンナー
体験プログラム」を実施しました。調理指導は恩納村エコツーリズム研究会の仲西美佐子氏。 15名のモニター参加者が、手回しミンサーによるミンチ、ウィンナーメーカーで腸詰を体験。薪カマドで茹でて、出来立てを試食しました。
スーパーやコンビニに行けば、手軽に食べられる食品がいつでも手に入る現代では、実際にその食材を育てたり加工したり
する姿をみることができなくなってきています。 今回もほとんどの参加者が、ウィンナー作りは初めての体験。ウィンナー、という身近な食材を自分で作ってみることで、
手作りの楽しさや、資源を無駄なく利用することの大切さ、食文化や食の安全性などについての意識を高めることができるようなプログラムを目指しました。
試食会を開催しました
2006年2月16日、沖縄ハーバービューホテル(2006年4月より、くい
まーるプロジェクトに参加)の協力を得て、くいまーるプロ ジェクトの報告会、試食会を開催しました。行政、畜産、飲食業、環境NPOなど幅広い分野から約40名が参加。矢後啓司先生の講話や事業報告の後、ホテル
料理長が腕を振るった特製 メニューの数々を試食していただきました。
【第1部 報告会】 「くいまーるプロジェクト これまでの取り組み」古我知浩(NPO法人エコ・ビジョン沖縄)「くいまーる事業の社会的意義と今後の可能性」矢後啓司氏(財団法人畜産生物科学安全研究所) 「都市再生モデル調査報告」福嶋規子(ダイナックス都市環境研究所) 「手作りウィンナー体験プログラム開発報告」福岡智子(NPO法人エコ・ビジョン沖縄) 「沖縄ハーバービューホテルの環境への取り組み」糸数清志(沖縄ハーバービューホテルECO推進マネージャー)
【第2部 試食会】 メニュー監修・調理 長嶺稔(沖縄ハーバービューホテル洋食調理長)
2005年のプロジェクト-1
2005年のプロジェクト-2
2005年のプロジェクト-3
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