2004年度のプロジェクト 

  
新連携対策委託事業に採択されました。
 本年度は、くいまーるプロジェクトの参加事業所である、合資会社オキスイが平成16年度新連携対策委託事業(沖縄総合事務局)に採択されました。
 これは中小企業が中心となって大学、NPO、個人などで連携体を構成しており、将来的に事業化、新しい市場を創出する可能性をもつ事業に助成されるもので、全国に公募が行われ、県内ではくいまーるのみが採択されました!新連携対策委託事業に採択されました。


56頭の豚を肥育しています。(対照区として配合飼料での肥育も行っています。)
      本年度は、2期に分けて合計56頭の豚を肥育します。
     


その他こんなことをやっています。
    ・肉質の分析調査  ・食品残さ飼料の分析調査    ・飼料化装置の改良
    ・食品循環養豚全国会議(エコトンサミット) の開催   ・事業化に向けた調査
    ・くいまーる豚肉のモニター調査  ・試食会の開催   ・トレーサビリティの検討
     などなど盛りだくさんです!    



くいまーるの飼料の秘密  
くいまーるの特徴といえば、もちろん飼料です。
食品残さ飼料を使用した養豚は全国にも多くの事例がありますが、ほとんどの養豚農家が一般的に販売されている配合飼料に食品残さ飼料を数割添加して与えています。くいまーるは専門家の先生と栄養価の高いレシピを考案し、100%食品残さのみを与えています。
その中でも一番のポイントは乳酸菌を与えているところです。乳酸菌のにおいは、豚の嗜好性を高めるだけでなく、消化作用にも最適です。乳酸菌は胃酸や胆汁に弱い為に腸に届く前にほとんどが死滅してしまうのですが、くいまーる飼料には生きたまま腸に届くラクトバチルス菌の一種が含まれています。おかげで豚の糞のにおいも抑えられ、環境対策にもなっています。
この乳酸菌をつかったヨーグルトが「プロバイオティクスヨーグルト」として販売されていますよ。
決められた材料で毎日加熱攪拌して翌日には豚に与えます。品質のよい材料を選ぶのはとても手間がかかりますが、おいしくて安全な豚肉ができるよう、がんばっています!
 


くいまーる飼料の栄養価は?
 一般的な養豚農家では、とうもろこしなどの穀物を中心とした配合飼料をあたえますが、くいまーるで肥育している豚は、体重が50キロになると食品残さを100%使用した飼料を食べています。どんな飼料を食べているかというと、体重が50キロになると美味しい豚肉づくりの基礎となるような飼料、体重が80キロになるとしっかりとしたからだを作るための飼料を与えています。
 配合飼料は栄養バランスを考慮して作られた飼料です。そこで、私たちが作成している食品残さの栄養価を配合飼料と比較してみました


* 体重50〜80キロまでの飼料 *  * 体重80キロ以降の飼料 *
配合飼料と比べると、たん白質がやや低い結果となりましたが、可溶無窒素物(炭水化物)はほぼ推計値です。脂肪分は、推計値を少し上回る程度で問題はありません。 配合飼料と比べると、たん白質はほぼ推計値に近い結果となりましたが、可溶無窒素物はやや下回りました。脂肪分は推計値より高くなりましたが、たん白質が十分確保されているので、問題はありません。
   *また、重金属の検査も実施しましたが、検出されなかったり、規制値以下で問題はありませんでした。      


食品循環養豚全国会議を開催しました!
「食品循環資源を活かした養豚の未来を拓く!」と題し、2004年12月14日に実施しました食品循環養豚会議には県内外から約150名の参加をいただきました。  詳しくはこちら


小学校でくいまーるに参加しました!
 那覇市内の給食の食べ残しや調理くずとして排出される量は年間約428トンです(給食センターを利用する小中学校30校、平成15年度データ)。
 那覇市の小禄にある、那覇市立宇栄原小学校(横山芳春校長、全校児童556人)では、総合学習の時間に学年ごとにさまざまな環境学習に取り組んでいますが、「子ども達が安全な食物を取ると同時に資源の循環も学んで欲しい」という思いからくいまーるプロジェクトに参加することになり、学校給食の食べ残しを回収することになりました。



     いただきまーす!   
「残さずたべよう!」を目標にしてもどうしても残ってしまうことがあります。

子ども達に親しみがわくようにピンク色のかわいい容器に食べ残しを入れてもらいます。
宇栄原小から排出される食べ残しの量は1日約30キロです。

みんなが残した給食がどのようにして豚の餌になるのかイラストや写真をつかって紹介しました。「豚サンは嫌いなものがあるの?」「賞味期限が切れたスーパーの食品を食べても大丈夫なの?」と、するどい質問がたくさん出てきました。


8月に導入した豚1頭を無償提供し、12月3日には小禄地区の学校給食に、そして4日には宇栄原小のPTAまつりで豚汁としてふるまわれました。


第二回試食会を実施しました!
 
 
最近、スローフードという言葉をよく耳にしますよね。スローフードとは、消えてゆくおそれのある伝統的な食材や料理、質の高い食材を提供する小生産者を守り、子ども達を含めた消費者に食文化の啓発を行うことをいい、1990年代からイタリアで始まった運動です。最近では、日本でもスローフード運動が各地で行われています。
 くいまーるプロジェクトも、スローフード運動に賛同しています。そこで、今回は沖縄・奄美スローフード協会(http://www.slow-food.jp/)が毎月実施している定例会におじゃまして、会員の皆様にくいまーる豚を試食していただきました。
 まず、イタリアンクラブ主宰のマルコマッセターニさんより、イタリアのアグリツーリズムについて紹介していただきました。アグリツーリズムとは、アグリカルチャー(農業)とツーリズム(旅行)からなる言葉で、農園の自然、作物、文化、料理の体験を通して都市と農村の交流を図るためにはじまりました。世界中からスローフード、スローライフに関心のある人々が中・長期滞在をするために訪れているそうです。スローフードには食の循環のしくみがいたるところに組み込まれています。
 沖縄で食の循環をめざすくいまーるの豚肉で、イタリアンレストラン ラ・フォンテの上江田料理長より「カツサンド」、「うで肉とじゃがいものグラタン」などの料理を披露していただき、美味しく頂きました。

「脂がさらっとしている」「安心・安全であることに納得しました」など
とてもよい評価をいただきました


くいまーる豚肉モニター調査をしました!
 
今年度のくいまーるプロジェクトでは、県内外より413名の皆さんにくいまーる豚を試食していただき、アンケートに答えていただきました。さて、みなさんがよく購入する豚肉と気になるくいまーる豚の結果は!?

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